恩格貝(おんかくばい)便り
恩格貝通信 2010年 №2 ― 7月 ―
長期ボランティア 田辺美穂子
最近走り回る兎の姿を目にする回数が一段と増えました。沙漠の沙と同じ色をした薄茶色の兎。さすがは兎、夏休みの期間中アルバイトに来てくれている中国人の趙君や、学生時代サッカーでならした長期ボアランティアの戸手さんがその見事な走りを披露しても、毎回あっという間に逃げ去られてしまいます。緑が増え、森が育ち、たくさんの動物たちが生息するようになった恩格貝。この過酷な環境の中で、育ってくれた木々に日々感謝して、灌水作業に励む毎日です。今年はまた雨が少ない!
カラカラ乾いた土地で、それでも一生懸命生きている苗木達の生命力には、毎年の事ながら感動!そして「守らなくちゃ!」と決意新たにする毎日です。
恩格貝からニイハオ!! 間瀬弘樹
皆さまお元気ですか?僕らは皆元気です。姚さん、ママさん、王さん、苗さん、長期ボランティアの田辺さん(広島)、戸手さん(広島)、田邉君(岡山)、みんな明るく楽しく元気良くやっています。この時期にたくさんの雨が降り大地を潤し、植物を活気づけるという天候ならこの上ない幸せなのですが・・・。流石に沙漠、暑い!暑い!日に日に弱っていく苗木達を「元気になれ!」と毎日心を籠めて灌水作業をしているのですが、あるんですね、こんな大事な時に!「平和の森」の井戸が使えなくなりました。更に追い打ちをかけるように五里明沙の井戸ポンプも壊れてしまい、修理に一週間掛かりました。深刻なのは「平和の森」の井戸です。新しく掘るにしても井戸屋さんが忙しくて時間がかかりそうですし、新しく掘らなくても容量の小さいポンプに交換すれば良いかも?という地元の人の声もあります。何にせよ使用不可から一カ月、急がなければ「平和の森」が危ないです!
地元の人のアドバイスに従い、新しいポンプを手配しました。
(山口達雄)
5月27日遠山正瑛初代会長の7回忌法要が、生家大正寺に於いて(富士吉田市)遠山正尊住職により執り行われました。
愛用のスーツケースも展示されました。(写真向かって左側)
来る8月15日、恩格貝にて協会創立20周年記念植樹祭を行います。
日本沙漠緑化実践協会
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恩格貝通信 2010年 №1 ― 4月 ―
3月25日より2010年度恩格貝の活動が始まりました。
間瀬、姚、山口とボランティアの田邉さん4名にてスタートです。現地スタッフも今年度より王夫婦が加わり、楊さん、ママさんの四 名となります。協力隊も、春休みモニター隊、西川チエーン隊がすでに植林をしました。
今年の恩格貝はとても寒く一昨日(12日)には雪が降りました。賓館のリニューアル工事も進み、あと1ヶ月ほどで皆様が快適にお泊り頂けます。遠山記念館の脇に植えた蝦夷彼岸桜が厳しい冬を越して芽吹いています。数年先には花も咲くでしょう。村の入り口は烏海(ウーハイ)迄延びる高速道路の工事で、ダンプカーや重機が走り廻っています。早く完成して静かな村に戻ることを願っています。それでもカササギは負けずに今年も巣作りを始め、今はカップルで巣の補修に頑張っています。
事務所前の梅は三輪ほどがほころび、ポプラも薄っすらと黄緑になってきました。まだまだ寒いですが、沙漠の春も着実にすぐそこまで来ています。
今月初め、エジナ、バヤンムレンの植林地を廻って来ました。エジナでは、元盟長(県知事)のスーホーさん御夫妻が植林小屋に泊まり込み今年度の作業を始めていました。二日間黒水城の周りにザグの植林と灌水作業を一緒に行い、今年度の打合せを済ませました。星が最高でした!!嬉しい事に今年7月よりフフホト~エジナに列車が走る由。行き易くなりますね。
エジナから沙漠の中を15時間車で走りバヤンムレンに。黄河は雪解け水で氾濫。そんな中、昨年植えた苗木の様子を調べると、沙棗は良好、ポプラは水の条件が良すぎて?あまり良くなく、今後の課題となりました。白鳥は北にすでに帰ったようで残念ながら見られませんでしたが他の水鳥は沢山いました。村の入口に架かる浮橋の袂では漁民が氷の下で、脂ののった採れたての魚を売っていました。 代表理事 山口達雄
<2010年4月 恩格貝での今年度作業が開始>
8月15日恩格貝での協会創立20周年記念植樹に
是非ご参加ください。
日本沙漠緑化実践協会
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2009年10月31日 恩格貝 間瀬弘樹
「子どもたちの声」
恩格貝での今年の活動は10月31日で終了しました。今年恩格貝緑化活動に携わっていただいた方々へ心より感謝いたします。
第169次緑の協力隊の皆様、シルクロード27次隊の皆様、九州電力大分支店隊の皆様、「沙漠緑化体験ツアー」Wonderful World植林Festival隊の皆様、「沙漠緑化体験ツアー」地球の緑を育てる会の皆様、倫理42次青年隊の皆様、第170次緑の協力隊の皆様、アミダ大正寺発30次隊の皆様、第171次緑の協力隊の皆様、福島隊の皆様、倫理43次10周年記念隊の皆様、第172次緑の協力隊の皆様、第12次掛川隊の皆様、宮城倫理法人会2次隊の皆様、西川チェーン隊の皆様、関西連絡隊の皆様、第6次東村山隊の皆様、倫理44次家族隊の皆様、愛知大学ポプラの森第6次隊の皆様、夏休み特別協力隊の皆様、第14次九州田主丸緑の応援団の皆様、第6次三島みどりの会の皆様、アミダ大正寺発31次隊の皆様、西山浄土宗第6次緑化協力隊の皆様、敬愛大学山本ゼミの皆様、関西学院大学CLUB GEORDIE隊の皆様、第175次緑の協力隊の皆様、地球環境向上企業第3次ウェルシィ隊の皆様、明治学院大学田ゼミ隊の皆様ありがとう!!!
2009年日中友好平和の森春期集中植林に参加された皆様、わたしの木2009に参加された
皆様ありがとう!!!
2009年恩格貝ボランティア駐在された田辺美穂子さん、葛西美希さん、朝格吉楽図さん、松本重康さん、青木実さん、藤原猶人さん、新井優子さん、戸手健三さん、徳永鋼平さん、大道卓矢さん、みんなありがとう!!!
皆様に出会えたこと、皆様と共に緑化活動ができたこと、幸せです。ありがとうございました。
遠山正瑛先生が1991年からこの恩格貝で沙漠緑化が始め今年で19年、緑が増え人が増え畑が増え産業が興り中国国家級の旅遊区になり、今年は3万人以上の国内旅行者が訪れたそうです。
昨年から建設の始まったビニールハウス農場も今年からスタートしましたし、恩格貝内の砂利道も綺麗に舗装され来年は世界一の沙漠博物館も完成致します。それから大規模な豚の飼育牧場を造り糞からメタンガスを取る研究施設も建てられると聞きました。
他にも投資さえしていただければ温泉施設建設ゴルフ場建設等まだまだ沢山の事を考えているようです。
遠山先生の目指していた沙産業も軌道に乗ったように思われます。そろそろ私達は次なる緑化対象区の調査に出掛ける時期ではないか?と。
遠山先生の生誕100周年記念誌「風去来」には、『今後は恩格貝での活動は継続しながらそこを基地として伊克昭盟(オルドス市)全域を緑化対象域として広げていく。』とあります。次の現場の調査に出ても良いのでは?
実は今年、オルドス市烏審旗の蒙古族小学校中学校を訪れ我々の活動報告をしてきました。先生はもちろんのこと子供たちが喜んでくれて「ぜひ私たちの村にも来て下さい。私達も一緒に植林したい。沙漠を緑化したい。」と言ってくれました。
蒙古族の子供たちの澄んだ瞳、清らかな笑顔、嘘なんかつきませんよ!!子供たちが手紙を書いてくれています。子供たちの声に何とか答えてあげたいです。
掲載:平成21年11月30日
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2009年8月 恩格貝通信 常任理事 山中勝美 記
残暑お見舞い申し上げます。
8/1~8/7の日程で「東村山緑の協力隊 第6次隊」は11名で恩格貝の植林に参加しました。(うち他市の方4名の合流隊です)
今回、「巴彦木仁.(バヤンムレン)村」の視察で現地を訪れ、沙漠状況・植林された苗の確認・苗畑を見学。(一部は4月恩格貝通信で報告)
「巴彦木仁村」は「烏海(ウーハイ)市」の工場地帯に近く黄河を挟み反対側に位置し、春先黄河の水が多く流れる時は堰の外側(沙漠側)は湿地帯になり長靴が必要となりますが、夏場は乾燥して普通の運動靴で渡れました。(春先は渡り鳥の飛来地で有名)
その平地には牧民の家が点在していますが、今や沙漠の移動で呑まれようとしています。
すでに植林地として植林も昨年より実施してきています。
樹木は(土壌の塩分が多いのでポプラは植林に不適、但し砂丘地には植林)沙ナツメ・灌木のタマリスク(紅柳)・沙柳は土地に合い元気よく根付いていました。
苗畑も見学しましたがポプラ(新疆)・沙ナツメ・沙柳が、畑毎活着良く元気でしたが、あと2~3年の成長を待たなければなりません。恩格貝の植林同様に、「巴彦木仁村」にも出掛けて植林をお願いします。
東村山第6次隊の感激は、植林後3~5年経ったポプラの枝打ちが出来たことでした。植林は500本、ポプラに言葉を掛けて、再会を祈りました。
掲載:平成21年8月28日
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恩格貝たよりvol.5「イタチごっこ」
2009年6月7日 恩格貝 間瀬弘樹
沙漠と闘うのは正に鼬ごっこです。
特に恩格貝は
沙漠と闘う前から・・・
遠山正瑛先生の時代から
苗を植えれば放牧されたヤギに食べられ
必要な道具を日本から運んで持ってこれば泥棒に盗まれ
現在も
相も変わらず放牧と泥棒には悩まされ
最近は
四輪駆動車で植林地を荒らす若者が増えたこと。
毎週金土日になると五里明沙地区の井戸入口から植林地~沙丘にかけて
四輪駆動車が走り回り植林地を荒らす為、入口には鉄管で門を作りました。
するとどうでしょう!
敵も然る事ながら木と木の間を抜けて道を作り奥で走り回ってるじゃないですか!!
かくなるうえは!
苗木を敷き詰め植えること!!
結果は来週
掲載:平成21年6月9日
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2009年5月10日恩格貝便り(近況報告)
報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.2 【続報】
現地恩格貝も五月に入り益々緑深まってきました。農民たちの畑もトウモロコシの芽が顔を出してきています。賓館周辺ではツバメが飛来し彼方此方で巣を造りはじめています。
さて今年の天候はと言いますと、冬の間は雪も雨も無く酷く乾燥した毎日だったと聞きました。春に入りやはり雨が全く降らず日差しは強く強い沙嵐にも打たれ、沙丘に植えた若いポプラ苗の新芽は焼け焦げた状態になっているものも見られます。灌水作業はしているものの、日差しの強さと強風による沙に打たれた状態で殆どが水分を奪われてしまっているのです。生き抜くには過酷すぎる時期です。これからはもっとも暑い時期を迎えます。我々も何とか枯れさせない努力をしているのですが、なかなか難しいものですね。それでも一生懸命にがんばっていますので応援宜しくお願い致します。
日中友好平和の森では今年も四月中旬から苗圃造り、集中植林が始まりました。
① 苗場については、3250平米(約5ムー)に北京ポプラ挿し木26700本、新疆ポプラ挿し木18000本、賓館周辺で自生していた楡の苗約2000本を移植し、他にも最近楡の種を拾集しましたので時機を見てこれを植える予定です。実は昨年度の苗圃が冬の間の放牧により家畜に荒らされ、約半分の苗木の先端部分がかじられるという何とも悲しい事件が発生致しました。傷を付けられた苗木については根元部分から切り落とし、新たに育てていく処置を施したものの、二度とこのようなことのないよう、家畜が侵入できないように昨年度・本年度分の苗圃を囲むように防護柵を張りました。残念なことに現地の牧民は未だに私達の活動の意味を理解できないでいるようです。
② 集中植林については、20日からブルドーザーによる開溝が始まり21日より植樹(計31000本)を開始しました。今年は特に冬の間に雪や雨が殆ど降らなかった為、ブルドーザーの運転手も植樹作業員もここの土地は水分が少ないと口を揃えて言います。確かに水分が無く乾燥している為地面は固く穴を掘るのも大変苦労しました。直ちに灌水しなければならないのですが、井戸が一ヶ所にしかない為灌水も追いつきません。実際植樹は一週間程で完了していますが、未だ灌水作業は終わっていないのが現状で、まだ灌水されていない現場の苗の活着を心配しています。少しでも早く作業を進められるよう日々検討中です。
恩格貝のポプラも芽ぶきはじめ、今年度の植林作業が始動。
掲載:平成21年6月4日
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恩格貝たよりvol.4「感謝」
2009年6月1日 恩格貝 間瀬弘樹
みんな!!元気?
ボクはメチャクチャ元気!! でも
いつまでも若いつもりっていうのも無理があるのか?腰が痛い。
「出会ってくれてありがとう」この言葉
ギター一本歌をうたって生きているある男に教わりました。
彼の行動、彼の言葉、彼の優しさ、彼の愛、ホント気持ち良か男ばい!!
ホントたくさんの優しさ教わった。
そんな彼もまた沙漠に木を植えに来てくれました。
一日何回も「ありがとう」は言っているけど
「出会ってくれてありがとう」ってこんな素敵な言葉
素直に言える彼はホントステキなヤツでした。
そんな彼のうた聞いてみたい方、森源太で検索してください。
みんな!!ありがとう。
恩格貝に来てくれてありがとう。
木を植えてくれてありがとう。
3月・169次緑の協力隊の皆様ありがとう。
4月・シルクロード27次隊の皆様ありがとう。
4月・九電大分やればできる隊の皆様ありがとう。
4月・Wonderful World植林Festival隊の皆様ありがとう。
4月・地球の緑を育てる会の皆様ありがとう。
5月・倫理42次隊の皆様ありがとう。
5月・170次緑の協力隊の皆様ありがとう。
5月・アミダ30次隊の皆様ありがとう。
5月・171次緑の協力隊の皆様ありがとう。
出会ってくれてありがとう。
掲載:平成21年6月3日
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2009年5月27日 「待望の雨」
報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.3
えっ?もしかして?
いつもは猫に鬱陶しいくらい責め起こされるんだけど。
今日は雨らしき音に気付いて目が覚めた。
カーテン開けたら
いいよ
見渡すかぎり分厚い雨雲
一日中降りそうな気配
って言うより降って!!と願う。
大地が潤うほどに
緑が生い茂るほどに
そしてなにより僕らの休息の為に
おっといけねー
喜んで何件もメールしてたら朝飯の時間過ぎちゃった
ではこれにて。
掲載平成21年5月27日
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2009年5月10日恩格貝便り(近況報告)
報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.2
現地恩格貝も五月に入り益々緑深まってきました。農民たちの畑もトウモロコシの芽が顔を出してきています。賓館周辺ではツバメが飛来し彼方此方で巣を造りはじめています。
さて今年の天候はと言いますと、冬の間は雪も雨も無く酷く乾燥した毎日だったと聞きました。春に入りやはり雨が全く降らず日差しは強く強い沙嵐にも打たれ、沙丘に植えた若いポプラ苗の新芽は焼き焦げた状態になっているものも見られます。灌水作業はしているものの、日差しの強さと強風による沙に打たれた状態で殆どが水分を奪われてしまっているのです。生き抜くには過酷すぎる時期です。これからはもっとも暑い時期を迎えます。我々も何とか枯れさせない努力をしているのですが、なかなか難しいものですね。それでも一生懸命にがんばっていますので応援宜しくお願い致します。
日中友好平和の森では今年も四月中旬から苗圃造り、集中植林が始まりました。
① 苗場については、3250平米(約5ムー)に北京ポプラ挿し木26700本、新疆ポプラ挿し木18000本、賓館周辺で自生していた楡の苗約2000本を移植し、他にも最近楡の種を拾集しましたので時機を見てこれを植える予定です。実は昨年度の苗圃が冬の間の放牧により家畜に荒らされ、約半分の苗木の先端部分がかじられるという何とも悲しい事件が発生致しました。傷を付けられた苗木については根元部分から切り落とし、新たに育てていく処置を施したものの、二度とこのようなことのないよう、家畜が侵入できないように昨年度・本年度分の苗圃を囲むように防護柵を張りました。残念なことに現地の牧民は未だに私達の活動の意味を理解できないでいるようです。
② 集中植林については、20日からブルドーザーによる開溝が始まり21日より植樹(計31000本)を開始しました。今年は特に冬の間に雪や雨が殆ど降らなかった為、ブルドーザーの運転手も植樹作業員もここの土地は水分が少ないと口を揃えて言います。確かに水分が無く乾燥している為地面は固く穴を掘るのも大変苦労しました。直ちに灌水しなければならないのですが、井戸が一ヶ所にしかない為灌水も追いつきません。実際植樹は一週間程で完了していますが、未だ灌水作業は終わっていないのが現状で、まだ灌水されていない現場の苗の活着を心配しています。少しでも早く作業を進められるよう日々検討中です。
掲載平成21年5月11日
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2009年4月 恩格貝通信 常任理事 山口達雄 記
恩格貝も冬の眠りから目覚めました。3月28日今年初めての緑の協力隊169次隊6名の皆様が一番乗りし、29日30日と朝方は零下6度の寒さの中植林活動、202本のポプラが恩格貝に増えました。これで累計3,435,468本の植林達成です。202本目を植えたのは、小学生で初参加し今高校2年生の早川紘平さんでした!
又今回は遠山正瑛初代会長の愛弟子83歳になられる前田 知 京都大学農学博士・徳島大学白菊会顧問も参加、犬塚の森で枝打ちの指導と作業をしていただき、又若い頃の遠山初代会長の貴重なお話を伺いました。今年は未だ春の砂嵐もなく、澄んだ夜空のスターウオッチングを楽しみました。
カササギの巣作りも始まり、沢山の小枝を集めてバスケットボール4倍程の大きな巣を作っています。北京近郊の巣より材料が豊富なためか大きいようです。年々数が増えています。日中平和の森前の広場には沙ネズミのコロニーが出来巣穴を出入りしていますがハヤブサが近くを飛んでいます。気を付けて!
3番目の植林地が始まりました。恩格貝、エジナに続いて今年より恩格貝より260㎞西南へ、クブチ沙漠を横断して鳥海市近郊(バスで4時間)のウランブハ沙漠と黄河に挟まれた巴彦木仁(バヤンムレン)村に苗畑(0.3ha)と植林地(5ha)の外周柵を設置、植林を開始します。今後村の小学校と植林交流も企画し訪問、大歓迎を受けました。ここ巴彦木仁村は白鳥、鶴をはじめ沢山の鳥の飛来地でもあります。
次回通信は6月予定*
掲載平成21年4月28日
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2009年4月27日 植林シーズンに突入の現地恩格貝より!
報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.1
急に暖かくなってきました。そろそろ目を覚ましましょう!!と声をかけた途端、ポプラたちは若葉を開き、花を咲かせる木々は花を咲かせ、あっという間に春めいてきました。
おっと!!うかうかしとる余裕なんてないじゃん!!苗圃の耕し挿し木の植え込み、枯れてしまった植林現場の補植もしなきゃあかん。
日中友好平和の森の集中植林!わたしの木の植樹!!やべっ!協力隊の準備も!!てゃ~へんだ!!
掲載平成21年4月27日
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2008年12月12日発行さばく第45号より
現地恩格貝より 報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹
今年は3月18日に恩格貝入りしました。まず現場の足となる三輪車購入のため、恩格貝と達拉特旗(だらとき)を行き来し、登録を済ませ保険をかけ今年の沙漠緑化活動がはじまりました。3月、4月というのは強風で沙が舞い視界が遮られることも日常茶飯事。作業に出るのも辛い時期です。
しかしここを乗り切らないと一年を棒に振ってしまうという大切な時期だと考えており、砂嵐が酷くても我々現場スタッフはこの一年を成功させる為の準備をして後にスムーズな活動が行えるよう努力しなければなりません。そこで今春はどうしても成功させなければならない作業として苗圃(なえほ)作りを計画しました。4月初旬に日中友好平和の森内にて面積130m×25mの3,250㎡(約5ムー)※1を耕し、ポプラ挿し木23,900本、柳挿し木2,200本を植え、賓館付近で自生していた楡(にれ)の苗3,000本弱を掘り出し移植をして現在82%が活着しています。6月には緑の協力隊162次隊の皆様がこの苗圃にてポプラ苗を一本苗にするための剪定作業を行ってくださり、すくすくと育っております。この苗が3年後協力隊の皆様に植樹していただけるよう我々は研究を重ね育ててまいりますので、どうか楽しみにしていてください。他に葡萄園内空地を利用して蒙古楢(もうこなら=ドングリ)苗を育てています。
葡萄園は今春ブドウ棚の建て替え作業を行いましたが、ブドウ棚の柱となる木を集める事に苦労しました。90年代の植林は建築資材等に利用できればと後に間伐する予定で1m間隔に植えてきたと聞いておりますが、実際ノコギリを入れるのは非常に心苦しく切り出すことができないのです。中国政府も現在では木は国の宝とし、誰が植えた木でも本人が植えた木でも理由がどうであり勝手に切り出すことを禁じています。したがって古材をかき集めそれを利用して建て替えたのですが、もって3年でしょう。その後は是非コンクリート支柱を利用した棚を作りたいと思いますが、しかしそのコンクリート支柱代や運賃を考えるとどうしても木に頼るしかない現実なのです。
今年の活動で大変困ったことは、春から夏にかけて雨が全くと言っても過言ではないくらい降らなかったのです。現在恩格貝の平均年間降雨量は200mm台。昨年は雨が多く350mmを記録いたしましたが、今年に限っては現地の人たちもこれだけ雨が降らないのは十数年ぶりだと言っていました。冷やかし程度の俄雨(にわかあめ)は2~3回降るのですが、大地が潤う程ではなく、春に芽吹いた若いポプラたちも暑い日差しの中で枯れてしまったものが目立ち、我々は若苗を守るため、灌水作業に追われる毎日を過ごし、それでも大地は渇き強い日差しに晒された若苗は枯れ、やるせない気持ちがこみ上げてくる夏でした。灌水するにも順番に移動していく方法しかとれず水が間に合わなかった苗もたくさん見ました。ここで生活していると植物の苦しさが痛いほど伝わってきます。自然の強さがどれだけ偉大でどれだけ厳しいか身に沁みる一年を経験しました。今年枯れてしまったたくさんの苗たちは時期をみて補植していきます。来年以降6月、7月の暑い時期に纏まった雨が降ることを期待します。
教訓として今後このような旱魃(かんばつ)に見舞われる年も必ず来ると思いますが、沙漠緑化は苗木を植えることだけではないということを、皆様に伝えなければならないと実感しました。どれだけたくさん植林しても雨が降らなければ表面の乾いた沙は流動し続け下の湿った沙が強い日差しに晒されまた乾いて飛ばされるという悪循環を止める工夫もまた緑化活動です。皆様の思いを察すれば、沙漠にたくさんの苗木を植えたいとお思いでしょうが、ここ恩格貝では植林しただけでは活着が難しいという現実を知る為にも灌水作業や草方格(草木を利用して砂丘の流動を止める為に格子)作りの大切さを知る為にも是非協力願いたいと思います。
最後にこれまで協力隊の皆様方にはポプラ苗をメインに植樹していただいてきましたが、これからは他の樹種を植樹できるよう苗を育てていかなければいけないと考えております。恩格貝は1991年より何も無い全くの沙漠状態から植林を始め、現在ではポプラの森だと言えるほど大きく育っています。この母なる森、大地の新しい芽を吹き込み、本当の森にしていきたいのです。皆様のご協力よろしくお願い致します。
掲載平成21年1月5日
