恩格貝(おんかくばい)便り 

「二回目の灌水作業」
                                 2011年6月19日 vol.12 間瀬弘樹

暑いし雨降らないし。

でも
みんなが心を籠めて植えた苗木たち元気だよ。
ちゃんと芽がでてきてる。

㈱キューヘン 緑の協力隊
倫理48次青年緑化隊
第14次王子製紙隊
名古屋名城ライオンズクラブ隊
倫理49次隊

みんなの植林現場で
「大きく育て」って、愛情籠めて水かけしてるから
きっと苗木にも伝わってるよ。
またみんなと再会するのが楽しみだね。

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「ボランティア参加の皆様から」

恩格貝駐在・ボランティア 田辺美穂子(広島県出身)

「必要な物を教えて下さい。お送りします。」 その答えは、「何もいらないから、会いに来て。」でした。 3/11東日本大震災。東北には毎年恩格貝に来てくださる協力隊の方がたくさんいらっしゃいます。私達長期滞在の人間にとって、協力隊の皆さんの存在は、エネルギーの源といえるとても大切な存在です。そんな皆さんのご無事を確かめたくて。そして少しでも、その大切な地を助けるお手伝いをしたくて。宮城倫理さんと、岩手隊の方々の笑顔に迎えられ東北入りした私が見たのは、自らも壮絶な体験をしながら、助け合い支えあっている皆さんの姿でした。人間の持つ真の強さ、優しさ。いつも皆さんから教わってきました。日本から遠く離れた恩格貝で出会った時から今日まで、私はいつも教えられてばかりです。これから大変なことばかりだと思いますが、負けないで下さい。皆さんが植えてくださったポプラ達と一緒に、いつも、いつも、一瞬も忘れることなく、ここ恩格貝から、いつも応援しています。



写真右 田辺さん

恩格貝駐在・ボランティア戸手健三(広島県出身)

東日本大震災で被災された方に「何かしないと」と思いつつ、旧勤め先の同僚からも「東北には行かないの?」と言われ後ろ髪を引かれながら、4月末に恩格貝の土地を踏みました。宿舎入口には「鄂尓多斯市恩格貝生態示范区管理委員会」の金看板、中庭には五星紅旗が掲げられてあり、何れここも行政府の管理下に置かれるんだなと、危惧し(昨年までは無かった)一方、村では農民が土地の使用料の事で行政府と揉め、一部地域の影響により、ブドウ園には水が来なくなり、ブドウの木が枯れたり、植林地灌水作業中には農民が作業を妨害したりと、私たちの活動にも支障をきたしました。また、現地スタッフの王夫婦も去って行き、中国の人たちにも協会の緑化活動を理解して頂いていると思ってましたが、以外と地元の人たちはそうでない事に悲しくなりました。だからこそ自分たちが頑張らないといけないと思い、日々剪定・除草・灌水作業等に汗を流しています。辛い事も多いですが、多くの人との出会いを糧として活動を続けていこうとおもっていますので、是非一人でも多くの協力隊の皆様のお越しをお待ちしてます。宜しくお願いします。

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「感謝」
                                 2011年6月10日 vol.10 間瀬弘樹

ありがとう                      
名城ライオンズクラブ緑化隊 6/2~6/4滞在 5名の皆様
ありがとう                       
倫理49次緑化隊 6/6~6/9滞在 27名の皆様
みんなの心、苗木たちに伝わったと思うよ。

おじいちゃんが植えた木だよ!!おばあちゃんが植えた木だよ!!
って、お孫さんを連れて来てください。
お父さんが植えた木だよ!!お母さんが植えた木だよ!!
って、お子さんを連れて来てください。

子供たちに伝えたいんです!!植物の大切さを。
土に触れる悦び、砂に触れる悦び、木を植える悦び!!
光を浴びる悦び、雨を浴びる悦び、大きくなる悦び!!

どうですか?最近のお父さんお母さん。
「また泥だらけで帰ってきて!!」って、
子供たちを叱っていませんか?

子供たちって、
泥だらけになって汚して帰って来るのが一番幸せじゃない?
土いじりの経験から植物に携わって行くんじゃない?

泥だらけで帰ってきたら、褒めてあげよ!!
ねっ。

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「感謝」
                                 2011年5月29日 vol.10 間瀬弘樹

ありがとう
第14次王子製紙緑の協力隊 5/26~5/28滞在 30名の皆様
みんなで心を籠めて植えた700本の苗木が元気に育つように
みんなで枝打ちした木が一層大きく育つように
みんなで流沙防止した沙丘現場に緑の命がたくさん生まれるよう
またみんなで緑の命に携わっていこっ!!

滞在中にみんなが学んだこと感じたこと思い出した遠い日の記憶
今回来れなかった家族や仲間たちに必ず伝えてください。
みんなを動かしてください。

想っただけ感じただけじゃダメだよ。
机の上で議論してるだけじゃダメだよ。
行動しなきゃ!!やってみなきゃね。

みんなと出会えたことに「感謝」

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「困ったの巻」
                                 2011年5月13日 vol.9 間瀬弘樹

灌水作業に追われています。
みんなが心を籠めて植えてくれた苗木たち
僕らも心を籠めて「元気に育て!大きくな~れっ!」って水をあげてるよ。

井戸から近い現場には、ホースを繋いで直接水をあげられるけど
井戸から遠い現場には、タンク車(給水散水トラック)に水入れて
現場まで、そしてHONDAのエンジンポンプにホース繋いで灌水。

ところが、またしても問題発生。

「おい!おい!」
つい先日、タンク車の水冷機器破損の為修理して走れるように
なったばっかなのに、今度はエンジンかよ!
そう、エンジンがかからなくなったの。。。。。。

よく言ったもんだ。問題は畳掛けるように続くのが世の常ってね。

バッテリーは快調!!セルはおもいっきり回る。
燃料も通っている、でも点火しないんだよね。プラグのせい?
その他の電気回路?わかんない。
でも何とか解決しなきゃ!!

困ったの巻

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「コーヒー」
                                 2011年5月11日 vol.8 間瀬弘樹

ヘーゼルナッツって知ってる?

日本語では「西洋榛(はしばみ)」と言うらしいんだけど
この、ヘーゼルナッツコーヒー(フレーバーコーヒー)の香りに
衝撃を受け、以来忘れられない逸品となった。

出会いは、15年ほど前
カナダ人の友達からお土産として頂いた。

以後
ヘーゼルナッツコーヒーの香りが忘れられなくて探し回った。
コーヒーショップ、インターナショナルショップ、輸入雑貨屋etc.

けっこうどの店にも置いてないんだよね。
たまには見つけたりもしたけど、いまいち。

最近は
ヘーゼルナッツコーヒーも忘れかけていたけど・・・・

昨年冬日本に帰って、たまたま楽天市場で検索したら
あるじゃん!!
試しに一つ(907g)購入
忘れかけていた香りに再会

今回は恩格貝用として907g×3コとミルを購入してきました。
なんだか毎日が楽しいよ!!

オーガニックじゃないのが残念だね。

次回はまた活動報告に戻ります。



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「もっと冷静になろっ」
                                 2011年5月8日 vol.7 間瀬弘樹

バカ野郎あいつら!!

と言うのは、毎週土日になるとジープ・ランクル・パジェロ等
四輪駆動車でラリーの真似事か?沙丘を走り回る連中が後を絶たないの。

まぁ、それだけなら責めたりしないよ!

でもね
これからこの沙丘に植林しようと思うと問題が出てくるの。
走り回れた後は、沙丘の水分が表に出て乾燥しちゃうんだよね。
水分無けりゃ植林できないもん。でしょ!!

それよりも酷いのは
植林した苗木たちを踏み倒して走って行く連中もいること。

悲しいよ
涙が出てくるよ

今日は日曜日。きっと来る。
五里明沙井戸奥に先週完成したばかりの砂利作業道脇で
灌水作業していたら、やっぱり来たよ!
ものすごいスピードで走って行くから心配した。
案の定砂利脇が崩れて酷い有様。
スコップ持って走って追いかけたよ!大声出して!逃げられたけどね!!

その後、娜バクシ(ママ)がボクの顔を覗き込んでニコッ!
ボクも笑えてきたよ
「もっと冷静になろっ」ってね。            

コーヒーいれよっ
次回はコーヒーのはなしでもしようかな。

五里明沙地区植林地

娜バクシ(ママ) 



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「怖えぇ~」
                                 2011年5月8日 vol.6 間瀬弘樹

今日の天気は曇り。
明け方にちょこっと雨が降ったみたい。
ホント表面が濡れる程度ね。

今朝の作業出発時にも軽く雨が降ってきたけど
「直ぐやむら」って出発。やっぱ直ぐやんだ。

最近の作業は主に灌水作業がメイン。
5月中旬から8月にかけて植林した現場の苗は砂丘に落ちた雨粒
一度は芽を出すんだけど、その後すぐ枯れちゃうの。
ロウソクの火が消える寸前って感じでさ
苗木も最後の力を振り絞って芽を出すの。なんだか痛々しいよ。

夏場の活発に成長する時期に苗圃から苗木を掘り出す行為じたい
苗木に相当な負担が掛っているんだよね。

そうそう、本題に入らなきゃ!

今日の現場は、愛知大学ポプラの森
昨年の植林現場で灌水作業中
頭上の空にだんだんと黒い雲が集まって来るじゃん!
やべぇかも?

すると突然 「雷」 近くに落ちた。

「怖えぇ~」
みんな一目散に、井戸小屋まで走った!走った!

沙丘の上で雷に遭遇する恐ろしさ、体験してみてん!!

砂丘に落ちた雨粒



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「一か八か」
                                 2011年5月7日 vol.5 間瀬弘樹

タンク車の水冷機器が冬期の氷点下に耐え切れず破損してしまいました。
水は冷却放熱器の半分以上は入る様子。
それ以上は滝のように流れ出るんですね。
修理に出さにゃあかんけど、レッカー代もバカにならんし

一か八か
恩格貝から70km離れた達拉特旗のトラック修理街まで
タンク車を走らせてみよう!!

昼間は作業もありますし                
エンジンに負担を掛けられない暑い時間帯を避けることに。

ポリタンク二つに水を入れ、如雨露を持って
作業後の20時、いざ出発!

10分後、メーターの水温計は100度に。やべ~っ、無謀だったかな?

ポリタンクから如雨露に水を移しラジエターへ
1ℓ弱くらいかな? おっ!50度!それ行け~

7分後、5分後、5分後、時には気付かないふりして走らせて
何十回停車して水を入れたかな?もう忘れた。

到着したのは23時近かった。修理屋さんをたたき起して
軽く見てもらったら、「明日朝から修理始めりゃ昼には終わるよ」
OK. じゃよろしく!!

次の日、「修好了!」20時でした。
なんだか、つかれた~

でも、修理屋さん「ありがとう!!」ばっちしだよ!!



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「感謝」 
                                 2011年5月3日 vol.4 間瀬弘樹

ありがとう
(株)キューヘン緑の協力隊 4/28~5/1滞在 14名の皆様

ありがとう
倫理48次日中青年緑化隊 4/29~5/3滞在 120名の皆様

皆様と共に植樹した合計2200本の苗木たちが大きく育ちますよう
太陽・雨・風の恵みに感謝して我々現場スタッフ一同
灌水作業等今後の管理に務めてまいります。
また元気に育っている木を見に来てください。
そして、ここで感じたこと学んだこと思い出した遠い記憶
みんなに伝えてください。

皆様の幸せ祈ります。

㈱キューヘン 緑の協力隊植林活動

㈱キューヘン 緑の協力隊植林活動

倫理48次隊書林活動風景

沙漠に人文字出現



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「野兎の仕業」 
                                 2011年4月26日 vol.3 間瀬弘樹

苗圃灌水の為
ホースを繋いでスプリンクラーを取り付けようと
「えっ?何かおかしい!!」
昨年植付けた柳の背が低いんですね。

よく見ると頭部が無く、刃物か何かで切られているようなのです。

「ショック!!誰の仕業だ!!」

直ぐ
娜バクシ(ママ)を呼んで、「頭が無い」って悲しんだら
娜バクシ笑いながら「トーライ イドゥチェ」

兎が食べたんだって。

柳の若芽は旨いらしい。
食べたことないからわかんないけど・・・・

まぁ野兎の仕業なら許そう。
人の仕業なら許さないけど・・・・

 

最終的に
根っこは生きていますから、根元付近で切りなおし
また育てます。何か策を施さないとね。

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「届け緑の心」
                                  2011年4月22日 vol.2 間瀬弘樹

「がんばれニッポン」って毎日、内モンゴルの沙漠の上で吠えています。
みんなの心に届いていますか?響いていますか?あまりにも遠い空からのメッセージ、聞こえないよね。んじゃ写真送ります。ボクらみんなで「緑の命」植えました。心を籠めて植えました。「届け緑の心」ってね。

 

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「みんなで力を合わせて乗り越えよう」 
2011年3月15日vol.1 間瀬弘樹

テレビから被災地の映像、町や村の壊滅状態
希望を捨てず家族を探し歩く人たち、家族の無事をよろこび抱き合う人たち
新聞の記事には、
落ちていたランドセルを背負って「何が何でもこれは届けなあかん」
と、津波で崩壊した町に出て大声を張り上げ「大丈夫か?だれかいないか?」
下半身ドロドロになって跡形もない家々を回る高齢の男性。という記事を読んで自分の無力を感じています。
18日に日本を発ちます。恩格貝に入る予定でした。
いま日本を離れていいのか?
被災地に入り被災された方々のケアできるんじゃないか?
一緒に大声を張り上げ生存者を探し回れるんじゃないか?
避難所で炊き出しができるんじゃないか?
支援物資を募り届ける事ができるんじゃないか?

しかし私はレスキューの訓練を受けたプロでもなければ医療のプロでもない
原発のことなど知識豊富な科学者でもない
ただでさえ食糧や燃料がないのにこれ以上人をふやしてどうする。

いっぱい考えた いっぱい悩んだ
いっぱい いっぱい

いま私に出来ること

みんな ごめんなさい
私、行って来ます 沙漠へ

未来を見据えた植林を
未来へ羽ばたく命がそこで待っているから

みんなの無事を祈ります。みんなの負けない力を祈ります。
みんなで力を合わせて乗り越えよう。

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恩格貝通信 2010年 №2 ― 7月 ―

長期ボランティア 田辺美穂子
最近走り回る兎の姿を目にする回数が一段と増えました。沙漠の沙と同じ色をした薄茶色の兎。さすがは兎、夏休みの期間中アルバイトに来てくれている中国人の趙君や、学生時代サッカーでならした長期ボアランティアの戸手さんがその見事な走りを披露しても、毎回あっという間に逃げ去られてしまいます。緑が増え、森が育ち、たくさんの動物たちが生息するようになった恩格貝。この過酷な環境の中で、育ってくれた木々に日々感謝して、灌水作業に励む毎日です。今年はまた雨が少ない!
カラカラ乾いた土地で、それでも一生懸命生きている苗木達の生命力には、毎年の事ながら感動!そして「守らなくちゃ!」と決意新たにする毎日です。   

恩格貝からニイハオ!!               間瀬弘樹
 皆さまお元気ですか?僕らは皆元気です。姚さん、ママさん、王さん、苗さん、長期ボランティアの田辺さん(広島)、戸手さん(広島)、田邉君(岡山)、みんな明るく楽しく元気良くやっています。この時期にたくさんの雨が降り大地を潤し、植物を活気づけるという天候ならこの上ない幸せなのですが・・・。流石に沙漠、暑い!暑い!日に日に弱っていく苗木達を「元気になれ!」と毎日心を籠めて灌水作業をしているのですが、あるんですね、こんな大事な時に!「平和の森」の井戸が使えなくなりました。更に追い打ちをかけるように五里明沙の井戸ポンプも壊れてしまい、修理に一週間掛かりました。深刻なのは「平和の森」の井戸です。新しく掘るにしても井戸屋さんが忙しくて時間がかかりそうですし、新しく掘らなくても容量の小さいポンプに交換すれば良いかも?という地元の人の声もあります。何にせよ使用不可から一カ月、急がなければ「平和の森」が危ないです!

地元の人のアドバイスに従い、新しいポンプを手配しました。
(山口達雄)


5月27日遠山正瑛初代会長の7回忌法要が、生家大正寺に於いて(富士吉田市)遠山正尊住職により執り行われました。 愛用のスーツケースも展示されました。(写真向かって左側)


来る8月15日、恩格貝にて協会創立20周年記念植樹祭を行います。
日本沙漠緑化実践協会

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恩格貝通信 2010年 №1 ― 4月 ―

3月25日より2010年度恩格貝の活動が始まりました。
間瀬、姚、山口とボランティアの田邉さん4名にてスタートです。現地スタッフも今年度より王夫婦が加わり、楊さん、ママさんの四 名となります。協力隊も、春休みモニター隊、西川チエーン隊がすでに植林をしました。
今年の恩格貝はとても寒く一昨日(12日)には雪が降りました。賓館のリニューアル工事も進み、あと1ヶ月ほどで皆様が快適にお泊り頂けます。遠山記念館の脇に植えた蝦夷彼岸桜が厳しい冬を越して芽吹いています。数年先には花も咲くでしょう。村の入り口は烏海(ウーハイ)迄延びる高速道路の工事で、ダンプカーや重機が走り廻っています。早く完成して静かな村に戻ることを願っています。それでもカササギは負けずに今年も巣作りを始め、今はカップルで巣の補修に頑張っています。
事務所前の梅は三輪ほどがほころび、ポプラも薄っすらと黄緑になってきました。まだまだ寒いですが、沙漠の春も着実にすぐそこまで来ています。
今月初め、エジナ、バヤンムレンの植林地を廻って来ました。エジナでは、元盟長(県知事)のスーホーさん御夫妻が植林小屋に泊まり込み今年度の作業を始めていました。二日間黒水城の周りにザグの植林と灌水作業を一緒に行い、今年度の打合せを済ませました。星が最高でした!!嬉しい事に今年7月よりフフホト~エジナに列車が走る由。行き易くなりますね。
エジナから沙漠の中を15時間車で走りバヤンムレンに。黄河は雪解け水で氾濫。そんな中、昨年植えた苗木の様子を調べると、沙棗は良好、ポプラは水の条件が良すぎて?あまり良くなく、今後の課題となりました。白鳥は北にすでに帰ったようで残念ながら見られませんでしたが他の水鳥は沢山いました。村の入口に架かる浮橋の袂では漁民が氷の下で、脂ののった採れたての魚を売っていました。      代表理事 山口達雄

<2010年4月 恩格貝での今年度作業が開始>
8月15日恩格貝での協会創立20周年記念植樹に 是非ご参加ください。
日本沙漠緑化実践協会




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2009年10月31日 恩格貝 間瀬弘樹

「子どもたちの声」


恩格貝での今年の活動は10月31日で終了しました。今年恩格貝緑化活動に携わっていただいた方々へ心より感謝いたします。

第169次緑の協力隊の皆様、シルクロード27次隊の皆様、九州電力大分支店隊の皆様、「沙漠緑化体験ツアー」Wonderful World植林Festival隊の皆様、「沙漠緑化体験ツアー」地球の緑を育てる会の皆様、倫理42次青年隊の皆様、第170次緑の協力隊の皆様、アミダ大正寺発30次隊の皆様、第171次緑の協力隊の皆様、福島隊の皆様、倫理43次10周年記念隊の皆様、第172次緑の協力隊の皆様、第12次掛川隊の皆様、宮城倫理法人会2次隊の皆様、西川チェーン隊の皆様、関西連絡隊の皆様、第6次東村山隊の皆様、倫理44次家族隊の皆様、愛知大学ポプラの森第6次隊の皆様、夏休み特別協力隊の皆様、第14次九州田主丸緑の応援団の皆様、第6次三島みどりの会の皆様、アミダ大正寺発31次隊の皆様、西山浄土宗第6次緑化協力隊の皆様、敬愛大学山本ゼミの皆様、関西学院大学CLUB GEORDIE隊の皆様、第175次緑の協力隊の皆様、地球環境向上企業第3次ウェルシィ隊の皆様、明治学院大学田ゼミ隊の皆様ありがとう!!!
2009年日中友好平和の森春期集中植林に参加された皆様、わたしの木2009に参加された 皆様ありがとう!!!
2009年恩格貝ボランティア駐在された田辺美穂子さん、葛西美希さん、朝格吉楽図さん、松本重康さん、青木実さん、藤原猶人さん、新井優子さん、戸手健三さん、徳永鋼平さん、大道卓矢さん、みんなありがとう!!!

皆様に出会えたこと、皆様と共に緑化活動ができたこと、幸せです。ありがとうございました。

遠山正瑛先生が1991年からこの恩格貝で沙漠緑化が始め今年で19年、緑が増え人が増え畑が増え産業が興り中国国家級の旅遊区になり、今年は3万人以上の国内旅行者が訪れたそうです。

昨年から建設の始まったビニールハウス農場も今年からスタートしましたし、恩格貝内の砂利道も綺麗に舗装され来年は世界一の沙漠博物館も完成致します。それから大規模な豚の飼育牧場を造り糞からメタンガスを取る研究施設も建てられると聞きました。
他にも投資さえしていただければ温泉施設建設ゴルフ場建設等まだまだ沢山の事を考えているようです。

遠山先生の目指していた沙産業も軌道に乗ったように思われます。そろそろ私達は次なる緑化対象区の調査に出掛ける時期ではないか?と。
遠山先生の生誕100周年記念誌「風去来」には、『今後は恩格貝での活動は継続しながらそこを基地として伊克昭盟(オルドス市)全域を緑化対象域として広げていく。』とあります。次の現場の調査に出ても良いのでは?

実は今年、オルドス市烏審旗の蒙古族小学校中学校を訪れ我々の活動報告をしてきました。先生はもちろんのこと子供たちが喜んでくれて「ぜひ私たちの村にも来て下さい。私達も一緒に植林したい。沙漠を緑化したい。」と言ってくれました。

蒙古族の子供たちの澄んだ瞳、清らかな笑顔、嘘なんかつきませんよ!!子供たちが手紙を書いてくれています。子供たちの声に何とか答えてあげたいです。


掲載:平成21年11月30日
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2009年8月 恩格貝通信 常任理事 山中勝美 記

残暑お見舞い申し上げます。
8/1~8/7の日程で「東村山緑の協力隊 第6次隊」は11名で恩格貝の植林に参加しました。(うち他市の方4名の合流隊です)
今回、「巴彦木仁.(バヤンムレン)村」の視察で現地を訪れ、沙漠状況・植林された苗の確認・苗畑を見学。(一部は4月恩格貝通信で報告)
「巴彦木仁村」は「烏海(ウーハイ)市」の工場地帯に近く黄河を挟み反対側に位置し、春先黄河の水が多く流れる時は堰の外側(沙漠側)は湿地帯になり長靴が必要となりますが、夏場は乾燥して普通の運動靴で渡れました。(春先は渡り鳥の飛来地で有名)
その平地には牧民の家が点在していますが、今や沙漠の移動で呑まれようとしています。
すでに植林地として植林も昨年より実施してきています。
樹木は(土壌の塩分が多いのでポプラは植林に不適、但し砂丘地には植林)沙ナツメ・灌木のタマリスク(紅柳)・沙柳は土地に合い元気よく根付いていました。
苗畑も見学しましたがポプラ(新疆)・沙ナツメ・沙柳が、畑毎活着良く元気でしたが、あと2~3年の成長を待たなければなりません。恩格貝の植林同様に、「巴彦木仁村」にも出掛けて植林をお願いします。
東村山第6次隊の感激は、植林後3~5年経ったポプラの枝打ちが出来たことでした。植林は500本、ポプラに言葉を掛けて、再会を祈りました。 

掲載:平成21年8月28日
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恩格貝たよりvol.5「イタチごっこ」
2009年6月7日 恩格貝 間瀬弘樹

沙漠と闘うのは正に鼬ごっこです。
特に恩格貝は
沙漠と闘う前から・・・

遠山正瑛先生の時代から
苗を植えれば放牧されたヤギに食べられ
必要な道具を日本から運んで持ってこれば泥棒に盗まれ

現在も
相も変わらず放牧と泥棒には悩まされ
最近は
四輪駆動車で植林地を荒らす若者が増えたこと。

毎週金土日になると五里明沙地区の井戸入口から植林地~沙丘にかけて
四輪駆動車が走り回り植林地を荒らす為、入口には鉄管で門を作りました。

するとどうでしょう!
敵も然る事ながら木と木の間を抜けて道を作り奥で走り回ってるじゃないですか!!

かくなるうえは!
苗木を敷き詰め植えること!!

結果は来週

掲載:平成21年6月9日
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2009年5月10日恩格貝便り(近況報告)
報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.2 【続報】

現地恩格貝も五月に入り益々緑深まってきました。農民たちの畑もトウモロコシの芽が顔を出してきています。賓館周辺ではツバメが飛来し彼方此方で巣を造りはじめています。
さて今年の天候はと言いますと、冬の間は雪も雨も無く酷く乾燥した毎日だったと聞きました。春に入りやはり雨が全く降らず日差しは強く強い沙嵐にも打たれ、沙丘に植えた若いポプラ苗の新芽は焼け焦げた状態になっているものも見られます。灌水作業はしているものの、日差しの強さと強風による沙に打たれた状態で殆どが水分を奪われてしまっているのです。生き抜くには過酷すぎる時期です。これからはもっとも暑い時期を迎えます。我々も何とか枯れさせない努力をしているのですが、なかなか難しいものですね。それでも一生懸命にがんばっていますので応援宜しくお願い致します。

日中友好平和の森では今年も四月中旬から苗圃造り、集中植林が始まりました。
① 苗場については、3250平米(約5ムー)に北京ポプラ挿し木26700本、新疆ポプラ挿し木18000本、賓館周辺で自生していた楡の苗約2000本を移植し、他にも最近楡の種を拾集しましたので時機を見てこれを植える予定です。実は昨年度の苗圃が冬の間の放牧により家畜に荒らされ、約半分の苗木の先端部分がかじられるという何とも悲しい事件が発生致しました。傷を付けられた苗木については根元部分から切り落とし、新たに育てていく処置を施したものの、二度とこのようなことのないよう、家畜が侵入できないように昨年度・本年度分の苗圃を囲むように防護柵を張りました。残念なことに現地の牧民は未だに私達の活動の意味を理解できないでいるようです。
② 集中植林については、20日からブルドーザーによる開溝が始まり21日より植樹(計31000本)を開始しました。今年は特に冬の間に雪や雨が殆ど降らなかった為、ブルドーザーの運転手も植樹作業員もここの土地は水分が少ないと口を揃えて言います。確かに水分が無く乾燥している為地面は固く穴を掘るのも大変苦労しました。直ちに灌水しなければならないのですが、井戸が一ヶ所にしかない為灌水も追いつきません。実際植樹は一週間程で完了していますが、未だ灌水作業は終わっていないのが現状で、まだ灌水されていない現場の苗の活着を心配しています。少しでも早く作業を進められるよう日々検討中です。

恩格貝のポプラも芽ぶきはじめ、今年度の植林作業が始動。
掲載:平成21年6月4日
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恩格貝たよりvol.4「感謝」
2009年6月1日  恩格貝 間瀬弘樹

みんな!!元気?
ボクはメチャクチャ元気!! でも
いつまでも若いつもりっていうのも無理があるのか?腰が痛い。

「出会ってくれてありがとう」この言葉
ギター一本歌をうたって生きているある男に教わりました。
彼の行動、彼の言葉、彼の優しさ、彼の愛、ホント気持ち良か男ばい!!
ホントたくさんの優しさ教わった。
そんな彼もまた沙漠に木を植えに来てくれました。
一日何回も「ありがとう」は言っているけど
「出会ってくれてありがとう」ってこんな素敵な言葉
素直に言える彼はホントステキなヤツでした。
そんな彼のうた聞いてみたい方、森源太で検索してください。

みんな!!ありがとう。
恩格貝に来てくれてありがとう。
木を植えてくれてありがとう。
3月・169次緑の協力隊の皆様ありがとう。
4月・シルクロード27次隊の皆様ありがとう。
4月・九電大分やればできる隊の皆様ありがとう。
4月・Wonderful World植林Festival隊の皆様ありがとう。
4月・地球の緑を育てる会の皆様ありがとう。
5月・倫理42次隊の皆様ありがとう。
5月・170次緑の協力隊の皆様ありがとう。
5月・アミダ30次隊の皆様ありがとう。
5月・171次緑の協力隊の皆様ありがとう。

出会ってくれてありがとう。
掲載:平成21年6月3日
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2009年5月27日 「待望の雨」
報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.3

えっ?もしかして?

いつもは猫に鬱陶しいくらい責め起こされるんだけど。
今日は雨らしき音に気付いて目が覚めた。
カーテン開けたら

いいよ
見渡すかぎり分厚い雨雲
一日中降りそうな気配
って言うより降って!!と願う。
大地が潤うほどに
緑が生い茂るほどに
そしてなにより僕らの休息の為に

おっといけねー
喜んで何件もメールしてたら朝飯の時間過ぎちゃった

ではこれにて。


掲載平成21年5月27日
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2009年5月10日恩格貝便り(近況報告)
報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.2
現地恩格貝も五月に入り益々緑深まってきました。農民たちの畑もトウモロコシの芽が顔を出してきています。賓館周辺ではツバメが飛来し彼方此方で巣を造りはじめています。
さて今年の天候はと言いますと、冬の間は雪も雨も無く酷く乾燥した毎日だったと聞きました。春に入りやはり雨が全く降らず日差しは強く強い沙嵐にも打たれ、沙丘に植えた若いポプラ苗の新芽は焼き焦げた状態になっているものも見られます。灌水作業はしているものの、日差しの強さと強風による沙に打たれた状態で殆どが水分を奪われてしまっているのです。生き抜くには過酷すぎる時期です。これからはもっとも暑い時期を迎えます。我々も何とか枯れさせない努力をしているのですが、なかなか難しいものですね。それでも一生懸命にがんばっていますので応援宜しくお願い致します。

日中友好平和の森では今年も四月中旬から苗圃造り、集中植林が始まりました。
① 苗場については、3250平米(約5ムー)に北京ポプラ挿し木26700本、新疆ポプラ挿し木18000本、賓館周辺で自生していた楡の苗約2000本を移植し、他にも最近楡の種を拾集しましたので時機を見てこれを植える予定です。実は昨年度の苗圃が冬の間の放牧により家畜に荒らされ、約半分の苗木の先端部分がかじられるという何とも悲しい事件が発生致しました。傷を付けられた苗木については根元部分から切り落とし、新たに育てていく処置を施したものの、二度とこのようなことのないよう、家畜が侵入できないように昨年度・本年度分の苗圃を囲むように防護柵を張りました。残念なことに現地の牧民は未だに私達の活動の意味を理解できないでいるようです。
② 集中植林については、20日からブルドーザーによる開溝が始まり21日より植樹(計31000本)を開始しました。今年は特に冬の間に雪や雨が殆ど降らなかった為、ブルドーザーの運転手も植樹作業員もここの土地は水分が少ないと口を揃えて言います。確かに水分が無く乾燥している為地面は固く穴を掘るのも大変苦労しました。直ちに灌水しなければならないのですが、井戸が一ヶ所にしかない為灌水も追いつきません。実際植樹は一週間程で完了していますが、未だ灌水作業は終わっていないのが現状で、まだ灌水されていない現場の苗の活着を心配しています。少しでも早く作業を進められるよう日々検討中です。


掲載平成21年5月11日
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2009年4月 恩格貝通信 常任理事 山口達雄 記

恩格貝も冬の眠りから目覚めました。3月28日今年初めての緑の協力隊169次隊6名の皆様が一番乗りし、29日30日と朝方は零下6度の寒さの中植林活動、202本のポプラが恩格貝に増えました。これで累計3,435,468本の植林達成です。202本目を植えたのは、小学生で初参加し今高校2年生の早川紘平さんでした!
又今回は遠山正瑛初代会長の愛弟子83歳になられる前田 知 京都大学農学博士・徳島大学白菊会顧問も参加、犬塚の森で枝打ちの指導と作業をしていただき、又若い頃の遠山初代会長の貴重なお話を伺いました。今年は未だ春の砂嵐もなく、澄んだ夜空のスターウオッチングを楽しみました。
カササギの巣作りも始まり、沢山の小枝を集めてバスケットボール4倍程の大きな巣を作っています。北京近郊の巣より材料が豊富なためか大きいようです。年々数が増えています。日中平和の森前の広場には沙ネズミのコロニーが出来巣穴を出入りしていますがハヤブサが近くを飛んでいます。気を付けて!
3番目の植林地が始まりました。恩格貝、エジナに続いて今年より恩格貝より260㎞西南へ、クブチ沙漠を横断して鳥海市近郊(バスで4時間)のウランブハ沙漠と黄河に挟まれた巴彦木仁(バヤンムレン)村に苗畑(0.3ha)と植林地(5ha)の外周柵を設置、植林を開始します。今後村の小学校と植林交流も企画し訪問、大歓迎を受けました。ここ巴彦木仁村は白鳥、鶴をはじめ沢山の鳥の飛来地でもあります。
次回通信は6月予定*  

掲載平成21年4月28日
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2009年4月27日 植林シーズンに突入の現地恩格貝より!


報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 vol.1  
 急に暖かくなってきました。そろそろ目を覚ましましょう!!と声をかけた途端、ポプラたちは若葉を開き、花を咲かせる木々は花を咲かせ、あっという間に春めいてきました。
おっと!!うかうかしとる余裕なんてないじゃん!!苗圃の耕し挿し木の植え込み、枯れてしまった植林現場の補植もしなきゃあかん。
日中友好平和の森の集中植林!わたしの木の植樹!!やべっ!協力隊の準備も!!てゃ~へんだ!!


掲載平成21年4月27日
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2008年12月12日発行さばく第45号より 
現地恩格貝より 報告:恩格貝駐在員 間瀬弘樹 

今年は3月18日に恩格貝入りしました。まず現場の足となる三輪車購入のため、恩格貝と達拉特旗(だらとき)を行き来し、登録を済ませ保険をかけ今年の沙漠緑化活動がはじまりました。3月、4月というのは強風で沙が舞い視界が遮られることも日常茶飯事。作業に出るのも辛い時期です。

しかしここを乗り切らないと一年を棒に振ってしまうという大切な時期だと考えており、砂嵐が酷くても我々現場スタッフはこの一年を成功させる為の準備をして後にスムーズな活動が行えるよう努力しなければなりません。そこで今春はどうしても成功させなければならない作業として苗圃(なえほ)作りを計画しました。4月初旬に日中友好平和の森内にて面積130m×25mの3,250㎡(約5ムー)
※1を耕し、ポプラ挿し木23,900本、柳挿し木2,200本を植え、賓館付近で自生していた楡(にれ)の苗3,000本弱を掘り出し移植をして現在82%が活着しています。6月には緑の協力隊162次隊の皆様がこの苗圃にてポプラ苗を一本苗にするための剪定作業を行ってくださり、すくすくと育っております。この苗が3年後協力隊の皆様に植樹していただけるよう我々は研究を重ね育ててまいりますので、どうか楽しみにしていてください。他に葡萄園内空地を利用して蒙古楢(もうこなら=ドングリ)苗を育てています。

葡萄園は今春ブドウ棚の建て替え作業を行いましたが、ブドウ棚の柱となる木を集める事に苦労しました。90年代の植林は建築資材等に利用できればと後に間伐する予定で1m間隔に植えてきたと聞いておりますが、実際ノコギリを入れるのは非常に心苦しく切り出すことができないのです。中国政府も現在では木は国の宝とし、誰が植えた木でも本人が植えた木でも理由がどうであり勝手に切り出すことを禁じています。したがって古材をかき集めそれを利用して建て替えたのですが、もって3年でしょう。その後は是非コンクリート支柱を利用した棚を作りたいと思いますが、しかしそのコンクリート支柱代や運賃を考えるとどうしても木に頼るしかない現実なのです。

今年の活動で大変困ったことは、春から夏にかけて雨が全くと言っても過言ではないくらい降らなかったのです。現在恩格貝の平均年間降雨量は200mm台。昨年は雨が多く350mmを記録いたしましたが、今年に限っては現地の人たちもこれだけ雨が降らないのは十数年ぶりだと言っていました。冷やかし程度の俄雨(にわかあめ)は2~3回降るのですが、大地が潤う程ではなく、春に芽吹いた若いポプラたちも暑い日差しの中で枯れてしまったものが目立ち、我々は若苗を守るため、灌水作業に追われる毎日を過ごし、それでも大地は渇き強い日差しに晒された若苗は枯れ、やるせない気持ちがこみ上げてくる夏でした。灌水するにも順番に移動していく方法しかとれず水が間に合わなかった苗もたくさん見ました。ここで生活していると植物の苦しさが痛いほど伝わってきます。自然の強さがどれだけ偉大でどれだけ厳しいか身に沁みる一年を経験しました。今年枯れてしまったたくさんの苗たちは時期をみて補植していきます。来年以降6月、7月の暑い時期に纏まった雨が降ることを期待します。

教訓として今後このような旱魃(かんばつ)に見舞われる年も必ず来ると思いますが、沙漠緑化は苗木を植えることだけではないということを、皆様に伝えなければならないと実感しました。どれだけたくさん植林しても雨が降らなければ表面の乾いた沙は流動し続け下の湿った沙が強い日差しに晒されまた乾いて飛ばされるという悪循環を止める工夫もまた緑化活動です。皆様の思いを察すれば、沙漠にたくさんの苗木を植えたいとお思いでしょうが、ここ恩格貝では植林しただけでは活着が難しいという現実を知る為にも灌水作業や草方格(草木を利用して砂丘の流動を止める為に格子)作りの大切さを知る為にも是非協力願いたいと思います。

最後にこれまで協力隊の皆様方にはポプラ苗をメインに植樹していただいてきましたが、これからは他の樹種を植樹できるよう苗を育てていかなければいけないと考えております。恩格貝は1991年より何も無い全くの沙漠状態から植林を始め、現在ではポプラの森だと言えるほど大きく育っています。この母なる森、大地の新しい芽を吹き込み、本当の森にしていきたいのです。皆様のご協力よろしくお願い致します。


掲載平成21年1月5日